犯罪ホロスコープ1 六人の女王の問題(法月綸太郎)

犯罪ホロスコープ1 六人の女王の問題 (カッパ・ノベルス)

犯罪ホロスコープ1 六人の女王の問題 (カッパ・ノベルス)

名探偵法月綸太郎が登場する短編集。
タイトルにある「ホロスコープ」どおり、黄道十二宮にまつわる星座がらみの話ばかり。
ヒュドラ第十の首』は、以前にも読んだはずなのだが、全然内容を覚えていなかった…orz

新本格もどき(霧舎巧)

新本格もどき (カッパ・ノベルス)

新本格もどき (カッパ・ノベルス)

タイトルどおり、綾辻行人有栖川有栖といった、いわゆる新本格第一世代の人たちの作品名、作風をもどいたもの。
単なるパロディだけだろ、と思いきや割と面白いトリックを使っているのもあって、これだけでも行けるんじゃないの?というものも。

密室キングダム(柄刀一)

密室キングダム

密室キングダム

一ヶ月以上かけて、ようやく読了。
キングダム、というから、これでもかっていうくらい密室が出てくるのかと思ったら、密室は全部で5つ。
まあ、普通の作品では1つ2つあれば十分なのだから、それより多いというのは確か。

密室1つ1つも作り込まれていて、1つで長編を書けるんじゃないか思えるくらい。
が、謎解き場面の説明がわかりづらく、イマイチ頭の中でのイメージ化ができず、理解できない面があったり(私だけ?)。
ただ、謎の1つ1つはしっかり解決される点では某1200個の密室が出てきて云々っていう作品とは明らかに違うわけで(比べるのも失礼だが)ボリュームに違わぬ読み応えでした。

ま、若干気になる点が無いではないですが…。

帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで (秋庭俊)

気づいたら、もう一ヶ月以上も本を読み切ってないのね〜。
まあ、今読んでいる本がとてつもなく分厚いというのもありますが。
ということで、今回はこれ。
前作は非常に読みにくかったのですが、一転こちらは非常に読みやすい。
なぜだろう?と思い、気づいたのが、東京の地理のことがあまり出てこないからかなと。
前作は、東京の建物やら、地名、駅名、路線名、道路名が出てくる割に、図面が少なく、位置関係がわかっていないと、なかなか理解しにくかった。
今回は、東京だけに固執せず、いろいろな面からアプローチしているから、比較的わかりやすいのかなと。
図面が少ないのは、文庫という形態から来る制約なのかもしれないけど。
ちょっとムックでも買ってみようかな〜という気になってしまう。

マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿(鯨統一郎)

間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)

間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)

まあ、推理小説的展開ははなから期待していなかったが、まさかここまでとは、ある意味予想外でした(笑)
完全に歌謡曲というか芸能ネタを書きたかったとしか思えないし、歌詞からストーリーを逆展開したとしか思えない。
まあ、そういうのを期待していたのは確かなので、文句はないのだけどね。

涼宮ハルヒの陰謀(谷川流, いとうのいぢ)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

この手の作品の割にはちょっと長い。が、相変わらずサクサク読める。
内容はあるんだかないんだか。
タイムスリップネタもほどほどにしておかないと、あとで辻褄があわなくなるんじゃねえの?といらない心配してみたりして。

ONE PIECE 49巻(尾田栄一郎)

ONE PIECE 49 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 49 (ジャンプコミックス)

スリラーバーク編もあとわずか。さすがに最後は引っ張りすぎじゃねえの感ありあり。