QED~flumen~九段坂の春(高田崇史)

QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)

QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)

QEDシリーズの過去を描いた単なる短編集と思っていたら、最後で全ての話を回収し繋げるあたりは、さすが。

収穫祭(西澤保彦)

収穫祭

収穫祭

なんつーか、最近のこの人の作品、結構鬱になるのが多いけど、これもけっこうなもん。
2007年8月の、あの最後の展開はちょっとやり過ぎかと思ったが…。
あれで、鬱にとどめを刺されたって感じ。

げんしけん 8,9巻(木尾士目)

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

げんしけん (9) 限定版

げんしけん (9) 限定版


完結。久々に何度も読み返したくなる漫画。
自分自信もオタクなわけで、登場人物の気持ちが多少なりともわかったり共感できるところがあるからだろうな。

さて、この8,9巻、あちこちの書店をしばらく探して見たけれど、なかなか見つからず、仕方なく8巻はブックオフで、9巻は限定版をAmazonで買ったわけですが、今日、TSUTAYAへ行ってみたら、両方とも新刊でおいてあるではないですか!
もうね、がっくり、ですよ。

まあ、9巻はさすがに限定版ではなかったので、それは救いでしたが…。
でも、9巻通常版の表紙と限定版の表紙とで違っているので、買っちゃおうかな…と思ったのは、性としか言いようがないな…。

帝都東京・隠された地下網の秘密(秋庭俊)

帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)

帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)

内容はすごく興味深いし、面白いんだけど、いかんせん文章が読みづらくて魅力半減。
おかげで、結論として何が言いたいのかわかりにくい。
いや、何となくわかるんだけど、結論の出し方が下手で、衝撃も半分。
あと、東京に住んでいない人にとっては、図面がないまま地名、駅名言われても、よくわからない。
もっと図面を増やして頂けるとわかりやすいのに。
とりあえず続編も買っているけど、これも同じような文章だったら読むのが苦痛だなあ。

九十九眠るしずめ 明治十七年編 2巻(高田裕三)

もうね、サザンアイズを復活させて欲しいですよ。
基本路線一緒なんだもんなあ。

みなとみらいでつかまえて(鯨統一郎)

みなとみらいで捕まえて (光文社文庫)

みなとみらいで捕まえて (光文社文庫)

タイトルどおり、みなとみらい21周辺を舞台にした、「ダイイング・メッセージ」(一部違うものありw)テーマの連作短編集。
もちろん、鯨氏お得意の(一部寒い)ギャグも満載。

春季限定イチゴタルト事件(米澤穂信)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

いわゆる「日常の謎」系のライトなミステリ短編連作集。
ライトなのでサクサク読める。中身は割合まともで、下手な長編を読むより、よっぽどこちらの方がよい。