盤面の敵(エラリィ・クィーン)

盤面の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-7)
読了。
感想は後ほど。


ということで、感想を。
犯人像が、今となっては珍しくないため、真相はわりと早い段階でわかるだろう。
だから、読者にとっての焦点は、その動機くらいだが、最後の最後でしか明らかにされないし、事件そのものに直接関係のある事柄でもないので、わからなくても問題はない。ただし、推理というか、考えを及ぼすことができるように、伏線は張られている。
送りつけられたカードに書かれたアルファベットの意味が最後までわからなかったのが少し悔しいな。