後巷説百物語(京極夏彦)

後巷説百物語 (Kwai books)
「天火」を読み終えたところ。
結局、罰当たりとか祟りとかそういったものは、
三者が勝手に、そう呼んだだけであって、
客観的に見れば、たいしたことではないと。

ふと思い出したのは、東京都のオフィス街に今も残る「将門塚」。
かなり昔、塚を撤去したりしようとすると、事故が起きるとか言われていた。
平将門の怨念とか言われていたが、それもそうなのだろう。
また、ツタンカーメンの墓を暴いた発掘隊のメンバーが次々と不可解な死を遂げたのも
やはり、客観的に見れば偶然の連続なのだろう。