極限推理コロシアム(矢野龍王)

極限推理コロシアム (講談社ノベルス)

極限推理コロシアム (講談社ノベルス)

180ページまで。
設定はおもしろい。けど、登場人物のイメージがまったく思い浮かばない。
文字列だけが動いている感じ。
新本格バッシングでよく使われた「人間が書けていない」という言葉を思い出した。
それと、語り手である主人公の行動や考え方に、かなり疑問。
良く確認もせずにむやみに行動に移したり、ろくに推理していないのに「これまでの推理に間違いがあったのか?」とか言ったり。
これらの不可解な言動が全てミスディレクションだとしたら、大したものだが。